邦浪記 Shared Universe

歴史 history

　『大崩壊』と『帰還者』

　『大崩壊』 ―― 人類は、その時を境に、分断された。
　大崩壊以前、人口過剰となっていた太陽系から、新天地を求めて拡大をつづけ、HDの実用化から僅か１００余年の間に、人類領域は直径３００００光年を越える規模にまで成長していた。
　しかし、全てを結びつけていたアンシブル・ネットワークまでもを失い、人類世界の分断は決定的となる。

　『帰還者』――４０００年前の大崩壊の後、銀河系の各地に取り残された無数の人々が存在したが、当時唯一使用可能であったシフト・ドライブ（光速航行を可能とする機関）を使用して、地球へと帰ってきた者達がいた。
　四姉妹とよばれる４つのゲートルート国家は、暗黒の時代の大混乱期に、そうした帰還者達によって設立、もしくは復活された組織であり、現在でも、そうした帰還者達の群れは、FCGSの活力を保つのに必要不可欠といっていいほどの影響力をもっている。

　
　『大崩壊』から４０００年の歳月が流れ、地球系列のゲートルートは、フラクタルな構造をもつ、半径４０００光年に及ぶ巨大な球形領域にまで成長している。
　
　大崩壊の後、１０００年に近い暗黒時代を生き抜き、数次にわたる深刻な内戦とゲート間闘争、ナノ災害による絶滅の危機、さらに２度の停滞期（合計3回存在する）を乗り越え、人類の黄金時代を知る帰還者達によって支えられ、地球系列のゲート・ルートは拡大への活力に満ちている。

　そして、物語は連邦基準暦２２００年代、『DawnBaywreath』宙域と呼ばれる、ゲート密度の非常に高い、辺境宙域を中心にして始まる。
　

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西暦２０００～４５００年代

～2036

資源獲得競争の激化。
金融危機
経済危機
新型インフルエンザによる世界的な混乱
帝国主義とブロック経済の復活
日米英枢軸と、ユーラシア連合の対立
日本の分断
アセアン諸国の崩壊
バイオ・テロと『ウィルス禍』
アフリカ動乱
インドの分裂
コウトクの台頭
汎イスラム同盟の台頭

そして、３日で終わった第三次世界大戦

『楽園の都』

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～2070

戦後の復興
崩壊した世界の再構築
中米連合の成立
『Libertaria』の完成

地球連邦政府の成立
植民衛星の完成

出生制限

『Over The Paradise Peak』『楽園の島』

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～2100

経済成長の時代
宇宙時代の始まり
宇宙での出生制限解除

知性化技術
不老化技術の確立
太陽系有人探査
恒星間探査
テラフォーミング技術の確立

特異点の発見
特異点研究で進展

太陽系大航海時代の始まり
光帆船の発達

ゲート・ドライブの開発（ゲート・ルートは一つしか存在していないため、一般化せず）

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～2500

停滞期

太陽系の大航海時代
光帆船の全盛期

太陽系内の開発が進む
不老化技術の禁止、非合法化

停滞期の終了

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～2650

第二、第三の特異点の発見

第四の特異点の発見（2480）

アンシブルの実用化（2489）

SDの開発・実用化（2490）

太陽系以外の星系での特異点の発見
ゲート・ルートの開発

FCGSの成立（第一回、2500）
恒星間時代の幕開け

HDの開発・実用化（2511）
拡大の時代

銀河系中心部への到達（2630）
ストリームの開発（2650）

大崩壊（2658）

FCGSの崩壊
人類社会の分断

最初の帰還者達

不老化技術の再自由化

光速以下での人類の拡散

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～2700

混乱期

不老化技術の一般化による技術面での停滞

SD船時代

暗黒時代へ

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～4500

暗黒時代

停滞と戦乱の時代

アップリフト種族が支配する星系

初の種族間紛争

地球系列におけるアップリフト種族の抑圧と弾圧、そしてその開放

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