邦浪記− Far The Paradise To The Border −

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管理者近影(新橋にて)
 

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a day in the life...
     

     
  紫陽花の記憶  
     
  軽い気持ちで
記憶の扉をあけてみる

古い写真に
褪せた記憶が蘇る

時の彼方の
やさしいぬくもり

古い写真の
笑いと微笑み

君はちょっと酔っているのかな?
なんでそんなに楽しそうなの?

君はあのとき
あの頃
僕らは

なんにも、 ほんとうになんにも
持って なかったけど

楽しかったよね?

どうしてあんなに楽しかったんだろ?
どうして、あんなに

あんなに
輝いてたんだろう

ね?
覚えてる?

君が最初に言ったんだよ?
紫陽花が好きって

雨に浮んだ
やさしい色が
素敵でかわいい
でも……


ね?
覚えてる?

僕は覚えているよ?

君が言った
紫陽花が好きな
ほんとうのわけ

僕は忘れない
紫陽花が好きだっていってた
君の言葉




紫陽花がね?
散るとね

夏が来るから





おまえもう
夏なんて来ないじゃん





 
     

 


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  マリブの夢  
     
  窓から差し込む
月の明かりに

煌めく光と
壁を流れる思い出の影

壁に当たって
砕けたグラスを

冷たい明かりが
撫でてゆく


白いボトルを
小さな夜空に傾けて

喉を焼く
甘い香りは
ココナッツ


馬鹿なやつ
掃除をするのは自分なのにと

自嘲の笑いに

苦い記憶の
蓋が開く


割れたグラスは
時を封じた
記憶の欠片なのだと

言葉までもが
美しかった
君の想い出

美しく
苦い記憶を

ボトルを掲げて
押し流す

いつしかやさしい
月の明かりに包まれて


時の欠片は
黄泉へと誘う

甘い煌めき








 
     

 


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