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FCGSの行政 |
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FCGSは、連邦主席(行政府)、連邦裁判所、連邦評議会の三本柱を軸に、地球系列の全ゲート・ルート国家の利害関係を中立の立場で裁定する組織です。
厳密に言えば国家ではありませんが、事実上、FCGSという名の連邦国家でもあります。
運営は加盟各国からの供出金の他、アンシブル・ネットワーク及びゲートの通行料等、独自の財源を確保し、人員についても、広く全星系からの公募によって確保しています。
また、連邦主席は5年の任期で、各星系から、直接選挙(でない場合もある)で選ばれた連邦評議会議員の中から、議員達によって選出されます。
また、 連邦最高裁判所の判事については、8年毎に、全加盟国から、それぞれ、直接選挙によって選出された代表判事が任命され、更にその中から40名が、判事達による選挙で選出されて、国際法廷を形成します。
連邦主席は、四つの代表委員会議及び、独自に任命したスタッフからの助言を元に政策の立案と施策を決定し、関係各局に実行を指示します。その権限は絶大なものがありますが、連邦評議会の半数以上の反対、もしくは連邦裁判所代表判事の3分の2以上の反対で、施策の停止を求める事ができます。
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連邦軍 |
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連邦主席を総司令官とする連邦軍は、12個の艦隊と、4個軍の海兵隊を主力として、単独で四姉妹の約50パーセントに達する戦力を有しています。
ただし、その戦力はFCGSの全域に広く分散して配備されており、主力となる艦艇についても巡洋艦クラスの艦艇が大半を占めています。
聯合艦隊は、FCGSへの非加盟ゲートルート国家との紛争、もしくは戦争の際に組織される、全FCGS加盟国から拠出された艦隊と、FCGS艦隊を一元的に運用するためのシステムです。
当然、FCGSに加盟している国家は、聯合艦隊編成時の運用を前提に建艦する事を求められることになります。
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連邦情報局 |
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『全宇宙の秘密を一手に引き受ける』といわれる、地球系列でも最大規模の情報組織です。
情報局は、連邦主席直属の部局として、主席による意思決定を補佐する立場であるわけですが、組織図から読み取れる通り、FCGSの行政府は、事実上連邦主席と情報局の2トップで運営されているのだともいえます。
情報局の持つ予算規模と権限は絶大で、行政各局の全ての情報を集約し、連邦主席に提供する事はもちろん、各局が行なう決定の全ての判断基準を提供する立場にあります。
情報局の予算規模は、『連邦政府をもうひとつ』と揶揄されるほどであり、情報局が抱える人員にいたっては、『あなた以外の全員』などと、まことしやかに囁かれるほどである。
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